国鉄最大の暖房車、マヌ34を模型化します。国鉄の車輛の中でも暖房車は資料が少なく、謎の多い車です。長年に亘り資料を収集して来た結果、何とか製品化出来ました。プロトタイプはマヌ34 8～の後期形で、A、Bの2タイプを製品化いたします。Aタイプは使い始めて直ぐに乗務員室屋根に天窓を設けた後、東海道や北陸線などで活躍していた時代の姿です。炭庫の蓋は実車に合わせて有無を選択出来る様になっています。Bタイプは炭庫を嵩上げした増炭改造後です。東海道を離れた後は、仙山線、高崎線、中央線、北陸線に阪和線などで活躍しました。落とし窓の側窓、灰箱部分と煙室下部に穴が開いた床板、灰箱を除けたブレーキテコ、水回りの配管に、厚い電池箱等々、実車を忠実に模型化しました。勿論台車もTR44（短軸スポーク車輪はIMONの製品を別途お買い求め下さい）です。また実車の床面が客車よりも低いため、模型では通常のKDカプラーが収まりません。その為、カプラーヘッドが上方へオフセットしたIMONカプラーのHO-102が標準指定となります。