戦争の落とし子とも言えるトキ900を模型化致します。全長約9.5mと大きな車体が特徴で、日本一番量産された3軸車でした。石炭輸送を主目的とした戦時設計のため、戦後は他形式への改造や廃車が早くから進められ、昭和34年までに形式消滅しています。新製時には車体中央上部に取り外し出来る板がありましたが、多くの車輌は戦中に失われ、、戦後は殆どの車輌が上図のような外観をしていました。また新製時は中央軸の軸箱守は全車Bタイプでしたが、強度が不足するためか?Aタイプのような板状へと改造されています。一部、戦後まで原型のままの車輌も存在しましたので、Bタイプとしてこちらも模型化、外観も製造時期によって色々と変化していますが、比較的整った姿の初期車をプロトタイプに選び、戦後の姿で製品化致しました。
製品はAタイプ2輛入りのセットと、Aタイプ2輛とBタイプ1輛が入った3輛入りのセットをご用意致しました。FABから発売になった凸型EF13は勿論、戦後の貨物列車には欠かせない車輌といえます。編成の中でも大きな3軸の無蓋車は良いアクセントになると思います。
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