サロ85 HO Scale Model
サロ85の1次車(1949年度予算車)、1.5次車(1950年度予算車)、2次車(1950年度後期予算車)に、3次車(1951年度予算車)です。サロに1.5次車が存在することはあまり知られていませんが、2次車からシートピッチが変更になったため窓割りが変わっています。しかし、1.5次車は窓割りは1次車と同じなのに、ベンチレータなどは2次車と同じ言う変形車です。1次車と2次車の違いは、窓割りとベンチレータの高さです。但し、2次車の中で010だけは1次車同様妻面に窓が有る変形車です。3次車は更にベンチレータ、引戸、妻扉に、台車がTR45へ変更されています。3次車は湘南電車の2等車が2輛連結されるのに伴って増備されたため、サロの中では一番輛数の多いグループです。また、横須賀線などに転用された車輌や、サハ85に格下げ後各地で旧型国電と連絡する姿を再現出来るよう、広/狭貫通路連結用幌も、追って販売致します。 冷房試作車の020はモハ20(151)系の為の試験車で、国鉄電車初の冷房車です。冷房装置は1957年8月21日から1960年12月1日まで取り付けられ、車番の上に小さく「冷」の字を書き込んで、前半は東海道、後半は横須賀線で運行されました。クーラーはAU12Sですが、角張った独特の形状をしています。見つかった詳しい資料を基に、クーラー、MGにMG遮断器など、専用部品を新規に製造致しました。 製品を完成させるには、このキットの他に床下機器などModels IMONから発売になっているパーツを別途購入して頂く必要があります。カプラーは、標準のKD711、Models IMONの旧型密連カプラー、トミーのTNカプラーに対応しています。